2014-01-01から1年間の記事一覧

耐えた後は

勝利したプロシャは、フランスからアルザスとロレーヌ地方を分捕っただけでなく、50万フランという多額の賠償金を得て、ドイツの経済的な発展がうながされた。 19世紀前半から始められた鉄道の施設などによる輸送力の増強、ルール地方の石炭の増産によるエネ…

プロシャを中心

鉄道ではリードしたイギリスは、自動車や飛行機になると逆にドイツやフランスから技術的に学ばなくてはならない状況になっている。 イギリスやフランスに比較すると、ドイツは国家が統一されておらずに小国の乱立でまとまりに欠けていたせいもあって、19世紀…

進歩が停滞

具体的な例としては、自動車関係で有名な「赤旗条例」がある。1855年に施行された法律で、蒸気機関を積んだ自動車が道路を走るようになると、歩行者の安全を優先して、自動車はスピード制限され、赤旗を持った人がクルマがくることを告知するためにクルマの…

気性が失われた

産業革命を起こしたイギリスは、19世紀の前半には繊維業だけでなく、鉄鋼や鉄道などの重工業部門でも先駆的な役割を果たし、ヨーロッパの他の国々を圧倒していた。 しかし、19世紀の後半になると、その勢いが鈍ってきた。遅れを取り戻そうとするフランスやド…

19世紀後半のヨーロッパの状況

中古リースは環境にやさしい。中古と言っても車を3年で乗り換えることも出来るので、実質新車のような気持ちで乗れる。 自動車が生まれた背景をみていく。ドイツ人にとっては、確実にしっかりと性能を発揮させることが自動車づくりの基本であり、フランス人…